トラじゃの人口問題(3)最終回
 

  さて、第2回で200年後の広島の生活(敷地400㎡ 床面積200㎡ほどになっているだろう。)を述べたが、その頃の人口は8000万人だ。しかしこれは素人の私が考えたことで、人口問題の専門家によれば、そんな甘いものではなく、100年後は5000万人になっているのは、動かしがたいことだと述べている。(「これからの日本の人口と社会」 白波瀬佐和子編 p218 )

100年後に5000万人はあまりにも急な減少なので、国も色々対策を講じているというのが現状だ。

 しかし100年後に1億人ほどのゆっくり減少する場合は、皆さんの生活は少し住みやすくなり、200年後の8000万人だとかなりゆとりある生活が待っているはずだ。どう変わるかというと、一例をあげると、

〇 住む家は200~300年は自然災害に十分耐える構造で、子や孫は趣味

に応じて、内外装を変えるだけなので、格段に維持費が安くつく。

〇 収入が平均的な人でも、仲間4~5人で太平洋を遠洋航海できる大型のクルーザーを所有している。

〇 一生に2~3度は惑星間旅行ができる。

〇 近所の同好の人と気楽に音楽会や、趣味の会を開催できる等々。( これは何も200年も待つことはなく現在でもできないことはないが、何しろ家も敷地も狭すぎると思う。)

 こうゆう事は人口減少がもたらす利点だと思う。生活保護という言葉は相当昔の話で、名称も生活支援課と変わり、よりアクティブな生活が送れるように国がサポートすることになる。要は、人口減少は喜ぶべきという視点で今後の生活を考えてもらいたいと思う。

(2022年10月24日)

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