村の渡しの船頭さんはこ〜とし61のお〜じいさん・・・・・が、

大型2輪免許に挑戦だよ 

 モカちゃん「あっ、トトロだ!」

 

船頭さん「なんてったって、ナンバーがいいよね。『あ、兄さん』だもんね。」

乗客のわるがき中学生「そうかなー。わしには『お、あ兄さん』だに見えるがね。」

船頭さん「・・・・・・・・・・」

 

 世の中、大型2輪に乗る高年ライダーは多いけれども、60過ぎて免許にアタックするのは、ちと、珍しいのではないかと思い公開することにしました。本文にも述べたが、年金生活に入ったからといって、みんなが隠居していたのでは、とても日本は立ち居かなると思う。元気なうちは何らかの職業について、社会参加をするようにして、すこしでも年金の負担を軽くするようにしないとね。

 私はこのホームページに大型バイクを写しこむために、61才だというのに大型2輪の免許にチャレンジしました。バイクの世界は20才で、もうオジンと言われるそうだが、61才だと何と言われるのかね。ご老体かな。

 実を言うと、今から20数年前に中型免許を取り、それから4〜5年後に大型にアタックしたことがあるのだ。そのころは、試験場での実技が必須で、広島では平均12回位受けて、ようやく合格すると言われており、しかも試験日は平日のみだったと記憶する。     

私もサラリーマンとして一番忙しい時期でもあり、そうそう受けに行くわけにもいかなかった。3回受けてあきらめて、定年後にでも取ろうと決めたが、私はバイクに乗ること自体には若い人ほどの興味はなく、(バイクに乗って)写真を撮ることのほうがメインだったのも、当時、免許をあきらめた理由だったのかもしれない。

 さて、前置きが長くなったが、ご老体が大型2輪にアタックする上での注意を述べて、元気な60才代の参老・・・?・・じゃなかった、参考になればと思う。今からの時代、60才代で盆栽いじりやゲートボールをやっていたのでは、日本はダメになると思う。もっとアクティブになって、日本の生産と消費に参加しなくっちゃー


 

 











1)マ、なんといっても体力が必須だと思う

 私は身長167cm、体重62kgで、年令的にみると平均的な体格である。32才のときから、ずっとビタミンCを1日0.5〜3g、ポポンSやパンビタンを飲み、4〜5年前からはインターネットでアメリカの総合ビタミン剤、バイオフラボノイド、セレニゥム等を飲み、さらに2年ほど前からはメラトニンも飲んでいる。

 そのためか、今でも老眼はなく、裸眼で両方共とも視力1.5だ。一言にアメリカの総合ビタミン剤というけれど、世話になったポポンS君には悪いが、日本のビタミン剤は栄養的にはあまり意味をなさないものばかりである。

 価格もアメリカの方が安いのだから、何をかいわんやである。

 話がそれてしまったが、要は栄養的なバックアップをした方が良いのでは、ということです。さらに、30年ほど前から、バーベル(65kg)をやったり、やらなかったりしており、5〜6年前からはダンベル(10kg×2個)を1日20回持ち上げているので、基礎的な馬力はあるつもりだ。

 ナナハン免許を取ろうと思うのなら、バーベルはともかく、ダンベルはやってもらいたいと思う。せめて5kg×2個を50回、頭上に持ち上げる位は最低条件の気がする。

 私は教習中、ナナハン(ホンダCB750)で6回もズッコケたが、この時、引き起こすのにコツもヘッタクレもない、力で引き起こしたのだ。その外、真向法かラジオ体操(第一でよい)をやって、体をやわらかくしておければ言うことなしである。

 













2)やる気が大事では。

 なんとなく乗って見たいと思う人は、まずナナハンにまたがってみると良い。いけると思うなら、アタックしてもらってもいいが、せめて中型2輪の免許を取ってからにした方が身のためだと思う。

 やはり、何が何でも取るという気迫があるかどうかが、ご老体がチャレンジするかどうかの別れ道でしょう。ひとたび教習を受け始めたら、逆に「(卒検に)10回落ちても、また受ければいいや。」のリラックスした気持ちでいきましょう。ガンバローの精神は良くないと思う。

 
















3)指導員について

 

 私の通った「広島モータースクール」は2輪担当者が7〜8名とかなり充実した指導陣で、丁寧な教え方であった。各個人、教え方が微妙に違うので、戸惑うことが多かったが、なにごとも素直に受け「あの先生はこう言われましたが・・・・・。」なんてことは一言も言わなかった。

 少しおかしいなと思っても言われた通りの乗り方をする方が良いでしょう。そのためか、スラロームを例にとると、アクセルのかけ方が先生ごとに違うので、ここだけで、3回もズッコケてしまったが、おかげでナナハンの引き起こしがうまくなるという、思わぬ特技?が身についたようだ。

 指導員の中には「わし、55にもなって、こんなことやっとってええんかいな。」なんて、冗談とも、グチとも取れることを言っている人もおり、皆さん、みんな明るくネアカの人が多い。 4輪だけの指導で、1日中、車の中だと、多分気がクサクサするが、途中で、2輪の教習でバリバリバリと青空の中を走ると、気分転換にはもってこいなのだと思う。

 バイクは気分を明るくするのは間違いない、それにしても、今年のこの猛暑の中(6〜8月)、しかも午後2時(生徒が少ないので1対1で教えてもらった)という、1番クソ暑い中の教習はしんどかった。合格後、10日間位はドラエもんののびた君ではないが、頭がポヤヤヤ〜としていた。



4)金銭は余裕をもって。

 一応10万円ほどあれば、12時間教習で上手な人は卒業と言うことになりますが、ご老体の場合はそうはいかないので、20〜30万円は用意しておいた方が良いのでは・・・・・。

 私は昭和55年に中型を取り、ヤマハのGS250(GX?かな)、SR250,カワサキのZ200,ホンダのGL400(ナナハンのように重く、大きかった)等を7〜8年乗ったのだが、その後、ここ10年以上、中型はおろか、50にも乗っていなかったので、バイクの感覚を全く忘れていました。

 そのため、2〜3時間400に乗ってから、ナナハンに移ろうと考え、乗車したら、なんと400に慣れるのに9時間もかかり、費用も約5万円かかりました。

 その後、大型の規定の12時間がすんで、補習が何と、11時間で、 両方の費用が約15万円かかり、合計約20万。そして、卒検2回目で無事、免許取得となりました。



5)カワサキW650で快走中だよ!

 

 試験場でしか大型免許が取れなかった時は、年に全国でわずか2万人ほどしか合格しなかった。このため、怒ったのが大型専門メーカーのハーレーダビッドソンである。免許が取れないのは世界一むつかしい試験制度があるためだと日本政府にかみつき、そのおかげで教習所でも取得できるようになったのである。

(ハーレーに感謝を込めて大画面にしてみた)

 

 ハーレーさまさまである。それにしても外圧でしか動かない日本政府もいいかげんな政府ではある。現在はハーレーが日本での大型車売上げNO.1である。いい結果だと思う。

 ただ、私個人はハーレーのあのケバケバしさと高価格が、あまり趣味でないので、唯一キックスタートできるカワサキW650に、カメラバッグを背負って広島県内各地を撮影しています。とは言え、みなさんに写真を公表するのは25年後になりますが