弥栄峡(1):昭和53年


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はじめに
 ここに展開されている写真は昭和53,54年のもので、まだ弥栄峡がダムになるという、うわさもなかった頃 写したものである。ここに写しだされた風景が、現在もあるのかないのか、私にはわからないが、ダム化によって、 大半は消滅したと思われます。弥栄ダムがどれほどの効果を生み出しているのか知るよしもないが、失われた物の方がはるかに大きいであろう。 現在、流域はしゃれた公園がいくつかあって、一見、便利になったようであるが、そんなものはどこにでもあるもので、 特に大竹に必要なものとはとても思えない。弥栄峡がロスト・ワールドになったことで、大竹及びその近隣のひとは非常に貴重な自然を 失ったといえるのではないだろうか。