100年住宅について

「100年住宅」さんの住宅が本当に100年住めるのかどうか知る由もないが、その心意気はすばらしい。個人の住宅は50〜60年で建て替えが普通らしいが、さえないことだ。親が建てた家に息子が生涯住むことは不可能でどうしても建て替えが必要になる。

このことは鉄筋の頑丈な公共物も同様で50〜60年経過すると、建物が老朽化したという理由で建て替えることが多い。親方日の丸で自分の懐が痛まないためドンドン新築してしまう。今は、耐震化強化のため建て替えしますというのが売り文句のようだ。

これでは個人も国も収入の多くを建設、建築に費やしてしまい、余力がなくなってしまう。自然災害で被害が出ればそちらに予算がとられるし、ますます100年後。200年後のことを考える余裕がなくなり、その日ぐらしでいつまでたっても貧乏から脱することができない。

要は個人住宅に限って言うと、近い将来、「300年住宅」を売りにする企業が出てきてもらいたい、つまり根本的に建築の発想を変える(風速100m、震度7に耐える。)ということだと思う。そうした家には当然、国が援助、支援する必要がいるが、意味のある援助になるはずだ。
 と、ここまでは10日ほど前に書いたのだが、なんと昨夜13日の23時に本当に震度6強の地震が福島県、宮城県に起こってしまった。上に書いたことは真剣に検討する価値があると思うのだが・・・・・。(2021/2/14  23時55分)

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